
疲れが抜けない40代に。アーユルヴェーダで心と体を整えるケア習慣
なんとなく疲れがとれない、朝起きてもスッキリしない、やる気が湧かない…。
そんなお悩み、40代になると増えてきませんか?
年齢とともに代謝が落ちたり、ホルモンバランスが変化したり、ストレスが積み重なったり。
実はそれ、アーユルヴェーダでいうところの「オージャス(生命エネルギー)」の低下が関係しているかもしれません。
今回は、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」の知恵から、40代の心と体をいたわるセルフケア方法をご紹介します。
1. 朝のオイルマッサージで「気持ちよくスタート」
アーユルヴェーダで定番の「アビヤンガ(オイルマッサージ)」は、血流を促し、疲れを流すケア。
朝、温めたオイルを使って体をやさしくマッサージするだけで、
体がぽかぽかして、重だるさがスーッと抜けていきます。
体質別おすすめオイル
冷えや不安が気になる人 → セサミオイル+アシュワガンダ
イライラ・のぼせやすい人 → ココナッツオイル+ブラフミー
むくみ・だるさを感じやすい人 → マスタードオイル+トリファラ
たった5分でもOK!朝の新習慣におすすめです。
2. 夜のギーミルクで、ぐっすり&回復モードに
疲れを翌日に持ち越さないためには、質の良い睡眠が何より大事。
おすすめは、寝る前の「ギー入りホットミルク」。
インドでは「心と体を癒すドリンク」として親しまれています。
作り方
温めた牛乳に、小さじ1のギーとカルダモンやナツメグを少し。
飲んだあとは、ふわっと心がゆるみ、自然に眠くなりますよ。
3. 消化力を整えると、疲れにくくなる
アーユルヴェーダでは、「疲れ=消化力(アグニ)の低下」と考えます。
冷たいもの・生もの・重たい食事が続くと、体がどんどん疲れやすくなります。
食事のポイント
朝:白湯やジンジャーティーで内臓を温める
昼:温かくて軽めのカレーやキチュリ(豆とお米の煮込み)が◎
夜:お粥や野菜スープなど消化にやさしいものを20時前に
4. スパイスで毎日を元気に
スパイスには、体を整える働きがたくさんあります。
毎日の食事に少しずつ取り入れて、疲れにくい体づくりを。
特におすすめのスパイス
クミン:胃腸の調子を整える
ターメリック:炎症や冷えに
フェンネル:ホルモンバランスを整える
お味噌汁に少し加えるだけでも効果的です◎
5. 「何もしない時間」が心と脳を癒してくれる
忙しい日々の中で、私たちの心や脳もずっと働きっぱなし。
アーユルヴェーダでは、「考えすぎ」も疲労の原因と考えます。
おすすめは、
夜のヘッドマッサージ(ブラフミーオイルなど)
5分間の呼吸瞑想
可能であれば月1回の「シロダーラ」体験(額にオイルを垂らす施術)
「静けさの時間」を少しでも取り入れて、内側からリセットしていきましょう。
40代の疲れは、ただの年齢のせいではありません。
体の声を丁寧に聞いて、必要なケアを取り入れることで、
まだまだ元気に、軽やかに毎日を楽しめるようになります。
アーユルヴェーダは、「がんばる」のではなく「整える」知恵。
ぜひ今日から、ひとつでもできそうなことから始めてみてくださいね。