
アーユルヴェーダマッサージと普通のマッサージの違いとは?
「アーユルヴェーダマッサージって普通のマッサージとどう違うんですか?」
初めてご来店くださるお客様から、よくいただくご質問のひとつです。
確かに、肩こりや疲れを癒すという点では似ているように感じられるかもしれません。
けれど、アーユルヴェーダのトリートメントは、その奥に深い“哲学”と“祈り”が込められているのです。
神様に祈りを捧げてから始まるセラピー
アーユルヴェーダのマッサージでは、始まる前に小さな祈り(マントラ)を唱えるのが伝統。
これは、施術者が“ヒーラー”としての心身の在り方を整え、お客様の心と身体が本来のバランスを取り戻せるよう導くための大切な儀式です。
一時的な癒しではなく、その人自身の「自然治癒力」や「生命の輝き(オージャス)」を高めていく。
そのためには、目に見えないエネルギーにも丁寧に働きかけていくことが欠かせないのです。
使うオイルにも“命”がある
もう一つの大きな違いは、使用するオイルの質と意味です。
アーユルヴェーダで使われるオイル(セサミオイルをベースに、ハーブを煮込んだものなど)は、ただの“滑りを良くするためのもの”ではありません。
それぞれの体質(ドーシャ)に合わせて選ばれたオイルは、皮膚から浸透し、体内の毒素を溶かし、心身に栄養を与えます。
中には、何日もかけて薬草を煮詰めて作る、まるで“煎じ薬”のようなオイルもあります。
オイルそのものが、まさに「生きた処方箋」なのです。
「触れる」ことそのものが、癒しの道
アーユルヴェーダでは、マッサージは単なる施術ではなく「サトヴィック(純粋性)」を高めるスピリチュアルな行為ともされています。
施術者がどんな意識で触れるか、どんな呼吸で手を運ぶか。
その一つ一つが、受け手の内側へと優しく届いていきます。
身体の表面だけでなく、心の奥にまでオイルが染みわたるような感覚。
それが、アーユルヴェーダマッサージが“何か違う”と感じられる理由かもしれません。
もしあなたが、ただのリラクゼーションでは満たされない何かを感じているなら。
アーユルヴェーダの世界に、きっとヒントがあります。
神聖な香り、温かなオイル、祈りのこもった手のぬくもり。
あなたの内側が静かに整っていく、そんな体験をお届けできたら嬉しいです。
次回のご予約は17日以降、受け付けております。
あなたのご来店を心よりお待ちしております!