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沖縄ヨガ協会のブログ

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バナナはアーユルヴェーダ的にどんな食材?

皆様ナマステ、ケイシーです。
今日は、身近なフルーツ「バナナ」について、アーユルヴェーダの視点からお話ししてみたいと思います。

スーパーでもコンビニでも手軽に手に入るバナナ。
エネルギー補給や小腹がすいたときの味方として、日常的に食べている方も多いのではないでしょうか?
うちの息子も、バナナが大好きでよく食べています。

そんなバナナですが、アーユルヴェーダでは「バナナは体質や季節、食べ方によっては、消化に重くなることもある」と考えられているんです。

アーユルヴェーダでは、食材を「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という3つのドーシャへの影響から見ていきます。

バナナは基本的に、

甘味(マドゥラ)
重性(グル)
冷性(ヒーマ)

という性質を持っています。

このため、バナナは ヴァータを鎮静し、カパを増やす傾向 があります。

ヴァータ体質さんにはおすすめ
バナナは重たくしっとりした性質なので、乾燥気味で冷えやすいヴァータさんには相性が良いです。空腹時にそのまま食べるよりも、温かいミルクと一緒にバナナミルクにしたり、スパイス(シナモンやカルダモン)を加えると、さらに消化にやさしくなります。

カパ体質・ピッタ体質さんは注意も
一方で、カパが優勢な方(むくみやすい、重だるいタイプ)には、食べすぎると消化に負担をかけることも。また、ピッタ体質の方にとっては、バナナの甘味と重性が過剰になると、粘液や熱感を増す場合もあるので要注意。

アーユルヴェーダでは、果物は消化が早いため、基本的に単独で、午前中に食べるのがよいとされています。特にバナナは重たい性質があるので、食後のデザートや、夜に食べるのはおすすめされていません。

いちばんいいタイミングは、朝食!温かいミルクと一緒にとるのが◎
ほんの少しギーを加えて、シナモンをひと振りした「バナナミルクスープ」などにすると、ヴァータの乱れた秋冬にもぴったりです。

熟しすぎちゃったバナナが手元にある場合・・
アーユルヴェーダでは、「未熟なものは消化を乱す」「完熟したものは消化にやさしい」とされています。青くて硬いバナナは、体を冷やしたり消化に負担がかかるため、完熟して甘く柔らかくなったバナナの方がいいんです。

バナナは、
甘くて滋養がありヴァータを整える一方で
食べ方を間違えるとカパを増やしやすい

という、アーユルヴェーダ的には「使い方次第で薬にもなりうる」果物です。

「なんとなくお腹にたまるから…」といって無意識に食べ続けるよりも、自分の体質や体調に合わせて選んでいく。そんな、少しだけ丁寧な食生活のヒントにしてもらえたら嬉しいです

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